会計用語集

会計用語集は、任意団体の会計担当のために会計用語をわかりやすく、コンパクトにまとめた会計用語辞典です。

サークル・自治会・PTAなどで頻繁に使われる用語・会計で使われる用語を掲載しています。

本サイトの対象 : サークル スポーツクラブ 自治会 町内会 PTA 父母会 後援会 消防団 子供会 青年会 同窓会 ボランティア 地域コミュニティ クラブ活動 お寺 教会 などの任意団体

会計年度とは、会計の事務作業のために団体により決定されている区切りをつけた一定期間のことです。通常1年ごととなります。自治会・町内会・PTA・各種サークルなどの任意団体の場合4月1日から始まり、翌年の3月31日で終わる団体が多い。事業年度と同じ意味となります。

事業年度とは、会計の事務作業のために団体により決定されている区切りをつけた一定期間のことです。通常1年ごととなります。自治会・町内会・PTA・各種サークルなどの任意団体の場合4月1日から始まり、翌年の3月31日で終わる団体が多い。会計年度と同じ意味となります。

期首とは、会計年度の頭の日を指します。会計年度が4月1日から始まり、翌年3月31日で終わる団体では、4月1日が期首となります。

期末とは、会計年度の終わりの日を指します。会計年度が4月1日から始まり、翌年3月31日で終わる団体では、翌年3月31日が期末となります。

繰越金とは決算の結果、翌年度へ繰り越しとなった利益。前期の現金・預金の残高のことです。次年度繰越金と同じ意味となります。

現金主義とは、帳簿に現金・預金による収入・支出だけを記入していく方法です。取引は現金・預金の収入、支出の受け渡し時において認められる考え方となります。家計簿やお小遣い張がこれにあたります。また、自治会・PTA・町内会・サークル・消防団などの任意団体の帳簿もこの方法によって記入されます。

なお、多くの企業はこの「現金主義」ではなく、「発生主義」という考え方に則した会計方法を採用しています。
収入とは、ある特定の取引による入金があった場合これを収入といいます。すなわちお金の入りのことです。

支出とは、ある特定の取引による出金があった場合これを支出といいます。すなわちお金の出のことです。

雑収入とは、収入科目において他のいずれの科目にもあてはまらないもの。あるいは一つの科目とするほど金額が重要でないもの、少額なものを管理するための科目のことです。

単式簿記とは、現金出納帳と預金出納帳をつかって現金・預金の入出金を記録していく方法です。家計簿も単式簿記で、簿記の知識がなくても理解できる点が優れています。

NPOとは、行政機関ではなく、民間であり営利を目的とせずに社会的活動を行う団体のことです。非営利組織とも言います。NPOは、(1)民間(2)公益に資するサービスを提供する(3)営利を目的としない(4)団体と定義されています。そのうちNPO法にもとづいて法人格を取得した団体をNPO法人と言います。法人ではない団体はNPO(法人格持たない)、まはた任意団体とも呼ばれています。

特別会計とは、簡単にいうと2つめのお財布のことです。1つめのお財布が一般会計だとすると、一般会計とは別に設けられ、独立した管理が行なわれる会計のことを特別会計といいます。

自治会・PTA・町内会・青年会・各種サークルなどでは、大きなイベントなどで財布を分けたいときなどに特別会計を設けるケースがあります。そのときは特別会計と一般会計は別々のお財布・預金通帳・帳簿となるのが一般的です。
一般会計とは、そのまま一般的な会計のことで、各団体における収入と支出を1年間(通常4月1日~翌年3月31日)で区切って、会計をすることを言います。「特別会計」というものもあり、特別会計以外の全ての会計を一般会計とも言えます。

発生主義は、現金・預金の収入・支出に限らず、収入・支出の必要性が発生・変化した時点で計上する方法です。実際に現金の収支がなくても、将来的な収益に結びつく経済価値があるかどうかに着目して費用や収益を計上する会計基準のことです。

現在、多くの企業は「発生主義」という考え方に則した会計方法を採用しています。
複式簿記は、企業会計で発達した方法で、規模の大きな組織に向いています。商業の授業で習うのはこの複式簿記です。

法人とは、一定の社会的活動を営む組織で、法律により特に権利能力を認められたものをいいます。たとえば株式会社、労働組合、NPO法人、神社などは法人となります。法人のうち、営利を目的とするものを営利法人、そうでないものを非営利法人と呼びます。

簿記とは、簡単に言うと「お金やものの出入りを記録するための管理方法」が簿記です。貨幣経済の誕生・発展の中で貨幣の量の勘定・記録が必要となり、発明されました。

予備費とは、支出科目において予定外の支出や、予算を超過した支出へのために準備(プール)しておく費用のことをいいます。予備費は予算で対応しきれない場合に検討し、充当することになります。例えば、突発的な建物の修繕などに充てます。

割印とは、同じ文面の文書を2つ以上作成したとき、その文書が元々1枚だったことを証明するためのに押印した印鑑のことです。両方にまたがって押印します。領収書は発行するときに、領収書と控えにまたがって1つの印を押印したりします。

領収書とは「お金をきちんと支払った」ことの証です。サービスや商品代金の受取人が支払者に対して、何らかの対価としてお金を受け取ったことを証明するために発行する書類となります。

領収書の目的は大きく2つあります。「商品や・サービスの代金を支払ったことを証明する」「支払った代金を再度請求されることを防ぐため」です。

領収書でなくても、お店から出るレシートでも「支払先」「発行された日付」「支払金額」「内容」が記載されていれば有効です。「代済」「相済」「了」「お買い上げ票」の書類で領収書に該当します。


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現金出納帳とは、現金の取引と残高が一覧で分かる帳簿です。 すべての現金取引の収入、支出金額とその内容を記録します。団体にお金がいくらあって、いつ何のためにつかったのか?をわかるようにしておくためのものです。現金の管理において大切な帳簿です。

現金出納帳についてはこちらの「現金出納帳をマスターする」でより詳しく解説しています。
預金出納帳とは、銀行の口座別にすべての入金・出金を記録していくための帳簿です。預金通帳と常に金額は一致します。預金通帳と一致している必要がある為、基本的には通帳を見て、入出金の内容を確認しながら現金出納帳と同様に記帳していくことになります。

預金出納帳についてはこちらの「預金出納帳を習得する」でより詳しく解説しています。
収支計算書とは一年間にいくらの収入があり、どのような活動にいくら支出したかを会に報告する書類です。収支計算書は一年間の会計の状況を伝えるだけでなく、今後の活動について計画するためになくてはならないものです。年度末の総会前に現金出納帳と預金出納帳をもとに作成していきます。

収支計算書についてはこちらの「収支計算書を究める」でより詳しく解説しています。
収支予算書とは一年の活動の予定をお金の面からあらわし、何にどこまでお金をかけられるのかを把握するための書類です。収支計算書を参考にしながら次年度の予算を組み立てていきます。

今年度の決算の状況や、次年度の運営方針を踏まえ、次年度増やしたほうがよい科目・減らしたほうがよい科目を反映させ予算を積み上げていき、それが現状の会費・補助金等でまかなえるかを判断していきます。

収支予算書についてはこちらの「収支予算書をモノにする」でより詳しく解説しています。
金種表とは、現金の残高やこれから申請する現金などの金種、つまりお金を種類別に書き込むための表となります。

財産目録は、年度末に備品などを購入したものを記入した帳簿です。備品以外に現金、預金、建物などを含めた資産、借入金などの負債の内訳を記入します。

高額なものが対象となりますので、少額な消耗品などは財産目録には記入しません。団体の判断により財産目録の対象となるものを決定していきます。
消印とは、使用済みのしるしに押す印のことをいいます。領収書は5万円以上では収入印紙が必要になります。収入印紙は再利用を防ぐために、消印を押す決まりとなっています。郵便局では切手に消印してますね。

会費とは、会の運営・維持に必要な費用として、会員が出し合うお金のこと。
例えば自治会費の会費の用途としては親睦、奉仕活動のお茶代、ゴミ置き場の設置、外灯維持費、会館の電気代、災害時時の備蓄品、祭礼の寄付金などに充てられます。

会費によって運営されている団体は、団体の趣旨や活動に賛同し、会費を払ってくださる人たちに、しっかりした会計報告をすることにより、団体の信頼度が増し、継続的に会費を払っていただけることにつながります。
前年度繰越金とは、前の年度から引き継がれたお金(現金・預金)です。前年度の収支計算書の「次年度繰越金」とされた金額と同じとなります。

次年度繰越金とは、前年度繰越金と今年度の収入を合計し、今年度の支出を差し引いて、残った残額です。この金額は来年度の「前年度繰越金」となります。

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